われら仲間 グレイスクワイア 中央公民館主催のゴスペル講座を受講した有志が昨年一月発足させた。会員は20〜60代の25人。第2・4木曜日の18時半〜20時半、同館で活動している。 ゴスペルといえば、黒人霊歌が一般的。歌詞と題材を旧約聖書からとり、苦しい奴隷生活の現実からの逃避、来世での自由と幸福の希望を歌ったものだ。 指導する倉橋宇多子さん(東京)は、そんな歴史や背景を解説する一方自由でオリジナルなモダン・ゴスペルも採り入れ、幅広い音楽の楽しみを伝えている。 ゴスペルは地声で歌い、自由な歌い方やリズムが特徴。楽譜が読めなくても、音楽が苦手でも大丈夫だ。 明るく、バイタリティーあふれる倉橋さんのリードで、皆の歌声が力強いハーモニーとなって広がっていく。 「ハレルヤ」「荒野の果てに」「オーハッピーデー」などレパートリーは10曲以上。ストリートコンサート、公民館の文化祭では魅力的な歌声を披露した。 「聴くだけでなく歌う立場に立ててうれしい」と中村真里子さん。鈴木智子さんは、皆で作り上げるのが楽しいという。 大声を出す気持ちよさ、気持ちが高揚する言う人も。「力を付け、自主コンサート、施設訪問なども」と菅野健次会長。会員募集中。